From:平井ちひろ
男女ともに、他人は相談しにくい悩みの一つに「痔」があります。
最近は注入もできるし軟膏にもなる薬のCMを女子高生がやっていたりするので、ハードルも以前よりは下がっているとはいえ、やはり女性にとっては恥ずかしい・言いにくい悩みの一つではないでしょうか。
意外と多い痔の経験者
「わたし、痔になってさー」なんて、なかなか言えることではありません。
なので、痔になった人は「わたしだけこんな悩み…恥ずかしい」と思うかもしれません。
ですが、ある調査では、日本人は3人に1人は痔になっているという結果が出ています。
3人に1人ですよ。
電車に乗っていたら、自分と両隣にいる人の誰かは痔を経験しているのです。
さらにこのアンケート結果は、恥ずかしくて言えなかったという人もいるかもしれないと考えると実際は2.5~2人に1人と考えてもおかしくありません。
そう思うと、あなたが痔になることは何も珍しいことではないのです。
女性は便秘・下痢に気をつけて
痔というと、おじさんたちがなる病気で、手術までしなくちゃいけないと思いがちです。
実際、男性は肛門を閉じるクッション部分が腫れておこる、いぼ痔に一番なりやすいとされています。
ですが女性がなりやすい痔もこのいぼ痔です。
次いで女性がなりやすいのは、切れ痔。
この切れ痔には女性は特に気を付けていただきたいのです。
ホルモンバランスの乱れや食生活の乱れによる便秘・下痢で肛門に負荷が掛かると起こりやすくなります。
「わたし便秘で…」という女性は多くいますが、便秘で出ないからといってトイレで力みすぎて切れ痔になるのはよくあること。
下痢でなるのは意外かもしれませんが、スルッと出ない便で肛門をずっと刺激しているから、と考えればわかりやすいかもしれませんね。
妊娠・出産後は要注意!
女性の痔の原因はほぼコレじゃないかな!?っていうくらい特に注意が必要なのが、妊娠・出産時によく起こる便秘から切れ痔になるもの。
実際、わたしもコレでした。
妊娠時はちょっと便秘かな、と思っていたくらいで、トイレですごく力むこともありませんでした。(なんだか妊娠中にお腹に力を入れすぎるのが怖かった、というのもあります。)
問題は出産後。
わたしは出産時1リットルの出血があったため、貧血になり鉄剤を処方されていました。
貧血の数値は改善したのですが、出産して1日たっても、2日たっても出ない。
鉄剤とともに便を柔らかくする薬も服用してたのに、です。
出産時の傷が痛くて力めなかったのも問題でした。
やっと3日目に出たときは、もうカチカチだったので出てくる瞬間から出産時の傷ではないところに痛みが。
あれ?これってもしかして、切れるかも?と初めて思いました。
案の定切れてしまったのですが、出産後ではよくあることらしく、恥を忍んで担当医に話すと、簡単に塗り薬を下さいました。
この妊娠・出産後に痔なる女性は本当に多いです。
普段は大丈夫でも、妊娠・出産のとき体内はいつもとは違う環境です。
いつも以上に腸内環境を整えることを考えてみてください。
市販薬で治すか、病院に行くか
病院に行くのはハードルが高い!という方は市販薬に頼ることになります。
軟膏にもなるし肛門の中に注入もできるというタイプが一般的ですね。
育児中に切れ痔が再発したときには病院に行く暇がなかったので、わたしもこちらにお世話になりました。
近所のドラッグストアにも大抵のところは取り揃えていますが、そこで痔の薬を買うのもちょっと抵抗がありますよね。
そんなときはネット通販を利用してみてください!
私が使用した薬は第2類医薬品なので、法改正後にネット通販が許可されました。
忙しい方でも時間を気にせず買うことができるし、なんといっても恥ずかしくない!というのが便利ですよね。
それでも治らない場合もあります。
その場合は、もう覚悟を決めて肛門科のある病院に行きましょう。
出産によって痔になってしまった方は、出産した産婦人科でも処方してもらえることがありますので、問い合わせてみてください。
一般的な医薬品より、医師が扱える医薬品は効果があります。
ということは、治りも早いでしょう。
ジワジワとずっと痛みとともに生活していくくらいなら、勇気をだして病院に行ってみてくださいね。
最近では肛門科の女性医師も増えています。
男性にお尻を診てもらうのは、女性なら誰しも抵抗があります。
そんな心理的負担を少しでも柔らげるために、病院のホームページで事前に担当医を調べてから行くといいですね。
お尻の違和感というのは本当につらいです。
排泄なしに生活は送れませんから、治さなければ苦痛がずっと続くのです。
ここで勇気を持って、治すための行動にでましょうね!
photo by simenon
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